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チャールストン大富豪の邸宅に潜入【アメリカ横断_18】

エドモンズトンオルストン邸Travel

2014年2月から、24日間にわたるアメリカ横断旅行の記録です。

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こんにちは(^^)

最近夜の野外でビールを一杯やるのが快感でしょーがない、ぱらです。
さて前回の続きです!

暴風雨でバスが来ず、次の町へ出発することができなかった前日。
今日はちゃんときてくれるよね…?
メンフィス方面のバスの出発時間は昨日と同じ16時。
天気はあまり良くないけど、今のところ雨と風は止んでるみたい。
てことでそれまでの間、昨日行けなかったチャールストンの人気観光スポットの1つ「エドモンズトン・オルストン邸」とやらに行ってみることにした!
詳細はわからないけど、とにかくチャールストンの大富豪が建てたお家の内部を見学できるらしい!どんなとこだろー
上着を着ないで宿を出てきて後悔した。
外はめっちゃくちゃ寒い!!!
チャールストンは天国のように暖かいもんだと安心しきっていたから余計に面食らう。
しかしその時の私は何をとち狂ったか、上着を取りに宿に戻るのが癪に感じて、そのまま薄着で真冬のチャールストンの中を突進!笑
エドモンズトン・オルストン邸はキングストリートを直進して行き当たった海側にあって、歩いて45分ぐらいかかった。
エドモンズトンオルストン邸
ここがその邸宅。
着く頃には身体は冷え切っていて、鼻水は凍りかけていたww
ドアをノックすると、品のある素敵なマダムが出迎えてくれた。
「あらあらまぁまぁ、学生さん?そんな薄着で寒くないの?!早く中にお入りなさい。」
中に入るとマダムはチケットとパンフレットをくれた。見学料は12ドル。
マダム「次のツアーは5分後だから、ここで少し待っててね」
入り口の方ではあるけど、ストーブの横の椅子に座らせてもらったからあったかい(T_T)
マダムともう一人おばあちゃんがいて、ツアーが始まるまで少しおしゃべり。
ぱら「私25なんですよね」
マダム「Are you kidding me!!!???」(冗談でしょ!!!??)
「16とか17に見えるわよ!」
「チャールストンは春から夏にかけてがベストシーズンでお花がいっぱい咲き乱れて素敵な街なのよ!どうしてこんな時期にきたの?」
「確かに、なんでこんな時期に来たんでしょうねぇ」といいつつ自分で墓穴を掘る。
うすうす感じてはいたけど、このアメリカ横断自体「2月」っていうタイミングがだいぶチョイス間違えてたんじゃないかと。
orz
まぁ、来ちゃったからにはしょーがない!
次くる時はベストシーズンにくればいい話だしヽ(;▽;)ノと無理やり安易な結論にもっていく。
マダム「It’s time.」
「あなたラッキーね!他に誰も来ないみたいだから、貸切ツアーよ!」
 「私がツアーガイドを担当するわ。わからないことがあったらなんでも聞いてくれていいからね。」
えええぇぇまじっすか!!!
逆にハードル高いんですけど!!!ww
ということで、マダムと約1時間程のマンツーマンツアーが始まった!
内部は写真撮影禁止でした(T_T)
↓中の様子はこちらから
この邸宅は、1825年スコットランド人の貿易商チャールズ・エドモンズトンという人によって建てられたもので、150年以上にわたって肖像や食堂テーブル、ガス灯、鏡や木工品など高価な家具たちがとても良好な状態で残されてきたらしい。
先ほどとは打って変わって、マダムの英語はガイド用の難しい英語に切り替わり、余計聞き取りが困難に!
それでもなんとか頑張って相槌をうって場の空気をつなぐ。笑
説明してくれた家具や調度品のコレクションは見事にどれも豪華絢爛だった。
マダムから何度も「wealthy」や「rich」などの言葉が出てくる度に、小さい頃から貧乏な生活をしてきた私は居心地が悪くなった。
現にこの旅行もめちゃくちゃ貧乏旅行だし!w
そして極めつけは、「この邸宅のご主人は、あなたみたいに長距離バスで旅行なんか絶対にしなかったわよ(うふ)」
この人ある意味で気持ちいい!w
そして中でも1番印象的だったのが、チャールストンの住民達によって書かれた署名簿だった。
あまりよく聞き取れなかったけど、サウスカロライナ州が奴隷問題で連邦政府から脱退する意志を表した時の署名だと思う。
直感で、これってすごく歴史的に貴重なものなんじゃないかと。
事実、チャールストンは300万人もの奴隷を輸入していた。確か、この家の貿易商も実際奴隷貿易によって多額の富を得ていた。
そして奴隷となっていた彼らは、綿花農業などでの貴重な労働力としてチャールストンを支えてくれていた。
チャールストンやサウスカロライナ州の人達にとって、生活していく上で欠かせなかった存在。
自分達の生活水準を守るのは当然のことであって、
たとえ理念や道徳的に反していたとしても、自分からあえて水準を下げようなんてことはなかなか考えられない。
私が当時のチャールストンの住民だったらどう感じただろう。。
1863年リンカーンの「奴隷解放宣言」によって、チャールストンや南部の封建的なこの制度が撤廃され、アメリカが目指していた民主主義にまた一歩近づくことができた。
いまだにいろいろな問題があるにしても、
こういうことが、文明っていうのかな。と、しみじみ感じた。
エドモンズトンオルストン邸とぱらげ
マダムに撮ってもらったー!
外のバルコニーからは海が見えて、南北戦争が始まった場所サムター要塞も見渡せた。
やはり猛烈に寒かったのでそそくさと中に入りましたが( ;´Д`)
そしてスタート地点の入り口に戻って来てエドモンズトン・オルストン邸ツアー終了。
疲れたww
いろいろ複雑な思いではあったけどこの邸宅からは、ご主人や、その後もこの家をずーっと守ってきた人々の愛情みたいなものを感じとることができた。
マダム、お疲れ様でした(^^)
そしてまた破壊的に寒いなか、必死すぎてきっとゴルゴ13のような顔になりながら超早歩きで宿へ戻った。
さぁーとっととバスに乗ってメンフィスへ行くぞー!(^^)
写真が少なくてすいませんorz

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